スターツ出版より『この想いが届かなくても、君だけを好きでいさせて。』が発売になりました。
この先品は幼なじみ３人、里穂、俊介、稔のお話。
陸上に打ち込んでいた俊介と稔。
里穂と俊介は小さな頃からいつも一緒で、里穂は俊介にほのかな恋心を抱いていたけれど…。
ある日、稔が倒れ余命宣告されます。
稔に告白されて、俊介への気持ちを封印して支えると心に決めた里穂。
そして複雑な気持ちながらも、稔も大切な俊介。
３人ともに迷い苦しみながら必死に生きます。
８月ももう終わり。
夏休みのあけるこの時期は、自殺が多いそうです。
学校に行くのがつらい人もたくさんいると思います。
でも、命を断つのだけはどうか思いとどまってほしい。逃げてほしい。
そんなことを考えながら書いた作品です。
稔は突然"死"を目の前にすることになり、そして里穂と俊介は大切な人を失うかもしれないという絶望を抱え…戸惑い苦しみ、そして必死に運命にあらがいました。
生き抜いた稔を支え続けた里穂と俊介。
３人の１年を通して、どなたかの心になにか届くものがあるとうれしいです。